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貧乏ゆすりは変形性股関節症と腰痛に効果あり!?


つい無意識の内にやってしまう「貧乏ゆすり」。行儀が悪いと、親や他人から注意されるクセですが、実はメリットも多い。


女性に多い手足の冷えやむくみの解消に役立つほか、関節が痛んで介護が必要になることも多い股関節症の治療に活用している医療期間もあるくらい。専門家が「意識してやるように」と薦める貧乏ゆすりの"効能"とは。



生まれたときから備わっているクセ

「座っているときに隣でやられるとイライラして気が散る」

貧乏ゆすりは周囲から評判の悪いクセですが、私たち専門家の見方は違います。「健康面では良いことが多い」


貧乏ゆすりは何かに集中したりイライラしたりすると、足の動きをとめている大脳の働きが抑えられるため表れる。日本人だけではなくあらゆる人種に見られるクセで、生まれたときから備わっています。


冷え・むくみ解消

その効能としてまず挙げられるのが、手足の冷えの改善です。

とある実験で、20~40歳代の女性4人に貧乏ゆすりをしてもらい、ふくらはぎをサーモグラフィーで観察した結果、皮膚の温度が5分後に平均で約2度上昇した。最も上がった人は3.3度もあったという実験データもあります。貧乏ゆすりにより、筋肉の弛緩と収縮を繰り返すことで、足の血流が改善に繋がります。これが女性に多いむくみの解消にもつながるというわけです。



貧乏ゆすりは変形性股間症や腰痛にも有効

中高年以上に多く、加齢や運動不足、肥満などが原因で起こる腰痛や股関疾患。主に筋肉のこわばりと骨や関節の変形を症状とするこれらの疾患に有効とされています。


①変形性股間症 軟骨を再生し痛みを軽減

貧乏ゆすりによって、変形性関節症の痛みをやわらげる効果が期待できます。

詳しいメカニズムはわかっていませんが、軟骨を培養するときに外から刺激を与えると成長しやすいという報告があります。これは、貧乏ゆすりの小刻みに持続的に脚を動かす動きにより関節液の循環が良くなり、軟骨に栄養が行き渡ります。その結果、軟骨の再生が促されると考えられています。

つまりは、「貧乏ゆすりでも、軟骨を再生する効果がある」ということです。

逆に貧乏ゆすりをしすぎることによる関節炎などのデメリットはありません。

変形製股関節症の方や股関節に不安を感じるている方は積極的に貧乏ゆすりを行うことをおすすめします。



②腰痛や背中の痛みを改善

貧乏ゆすり運動は腰痛や背中の痛みの改善にも効果が期待できます。

イスに座ったままお尻を小刻みにゆすると、骨盤や股関節が細かく動き、股関節、腰や背中の筋肉が緩みます。とくに神経を圧迫しているのが梨状筋。貧乏ゆすりで梨状筋がゆるむと、坐骨神経への圧迫が減少し、腰痛や背中の痛みが改善されます。


また腰痛の原因の一つに、「股関節の硬さ」があります。股関節の硬さにより、腰椎の椎間関節に過剰な負荷がかかり、腰痛を発症します。貧乏ゆすりには、股関節の柔軟性を上げる効果があります。腰痛には貧乏ゆすり運動が効果的だということです。



まとめ

体に不調や痛みがあると、その解消を全て医療機関に丸投げなんて方が大変多いです。どんなに良いセルフケアをレクチャーしても家でやらない!体感では、7割近くがそういった方です。


でも、セルフケアはお金がかからない上に痛みの解消への近道です。自分の体のコトは、自分でもなんとかしましょう!成果は必ず出ます!

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