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若い世代で注意!骨粗しょう症は高齢者だけの問題じゃない理由

更新日:10月5日

こんにちは!三島市の岡メディカル整骨院です。

「骨粗しょう症」と聞くと、どうしても閉経後の女性や高齢の方の病気というイメージが強いですよね。確かに50歳以上の女性では、およそ4人に1人が骨粗しょう症といわれています。ですが、近年は「骨粗しょう症の若年化」も問題視されるようになってきました。

今回は、その背景と注意したいポイントを整理してみます。

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骨粗しょう症と骨量の関係

骨粗しょう症は、骨の中の「骨量(骨密度)」が減ってしまい、骨がもろくなる病気です。実は骨量には「ピーク」を迎える時期があり、10代後半~20代前半に獲得した“最大骨量”が一生の骨の強さの土台になります。

このピークが低いと、その後の加齢で骨量が減っていくスピードに耐えられず、若くして骨粗しょう症に近い状態になってしまうことがあります。

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若年化が指摘される理由

ではなぜ、若い世代で骨の健康が心配されているのでしょうか?


1. やせ志向と過度なダイエット

20代女性の中には「痩せすぎ」と判定される人が少なくありません。必要な栄養が不足すると骨を作る材料が足りず、若くても骨密度が低い方が増える傾向があります。



2. 運動不足・屋内生活

骨は「負荷」をかけることで強くなります。昔に比べて日常生活で体を使う機会が減り、屋内で過ごす時間が増えたことが、骨の成長や維持に影響していると考えられます。



3. ビタミンD不足

日光に当たることで体内で合成されるビタミンDは、カルシウムの吸収に欠かせません。紫外線対策やインドア生活により、必要量が不足している若者も少なくないのです。



4. 閉経前からの骨量低下

女性は40代から徐々に女性ホルモン(エストロゲン)が減少し、骨密度も下がり始めます。閉経後に一気に進むイメージがありますが、実はその前からじわじわと骨は弱くなっているのです。

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実際に若年層で骨折が増えている?

海外では「股関節骨折の発生年齢が以前より若くなってきている」という報告もあります。ただし日本で「若者の骨粗しょう症が急増している」とまで言えるデータはまだ限られており、生活習慣の影響で“骨の弱い若者”が増えている段階、と考えた方が良さそうです。




今日からできる予防のポイント

骨粗しょう症は予防がとても大切な病気です。若い世代から意識して取り組みたいのは次の3つ。

  • バランスのよい食事:カルシウム(牛乳・小魚・大豆製品)、ビタミンD(魚・きのこ)、たんぱく質を意識的にとりましょう。

  • 適度な運動:ウォーキングや筋トレなど、骨に負荷をかける運動を習慣に。

  • 日光にあたる習慣:1日15分程度でも外で活動し、ビタミンDをつくりましょう。

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まとめ

骨粗しょう症は「年を取ってからの病気」ではなく、若い頃の生活習慣が将来の骨の強さを左右する病気です。特に痩せすぎ・運動不足・栄養不足の傾向がある方は、将来の骨折リスクにつながる可能性があります。

「最近疲れやすい」「背が縮んできた気がする」「親が骨粗しょう症で心配」など気になることがあれば、早めに骨密度検査を受けるのもおすすめです。

骨の健康は“若さのうちからの積み重ね”です!未来の自分のために、今からコツコツと骨を守っていきましょう。




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