身体の不調はなぜ起こる?カギは「筋肉」と「自律神経」かもしれません
- Oka Medical Osteopathic Clinic
- 20 時間前
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「肩がこる」
「腰が重い」
「身体がだるい」
「疲れが抜けない」
病院で検査をしても大きな異常が見つからないのに、なぜか身体の調子がすっきりしない。
そんな経験はありませんか?
身体の不調にはさまざまな原因がありますが、日常生活の中で起こる慢性的な「こり」や「重だるさ」を考えるとき、ひとつのポイントになるのが、「筋肉」と「自律神経」です。
今回は、この2つが身体の不調とどのように関係しているのかを、できるだけ分かりやすく解説します。

そもそも「筋肉のかたさ」はなぜ起こる?
筋肉が硬くなると身体の動き(可動域)が制限され、疲れやすさや不調に結びつきます。
では、なぜ筋肉はかたくなるのでしょうか?
代表的なのが、
長時間同じ姿勢を続ける
デスクワークが多い
スマートフォンを長時間使う
運動不足
同じ筋肉を繰り返し使う
精神的な緊張が続く
といった生活習慣です。

筋肉は、縮んだり緩んだりすることで身体を動かしています。
ところが、長時間同じ姿勢を続けたり、筋肉に負担がかかり続けたりすると、筋肉の緊張が高い状態が続きやすくなります。
すると、
筋肉が緊張する→動きが悪くなる→さらに筋肉に負担がかかる
という悪循環が起こりやすくなります。
「血行不良=すべての原因」ではありません
「筋肉がかたいのは血流が悪いから」と説明されることがあります。
確かに、筋肉の緊張と局所の血流には関係があります。
筋肉が持続的に緊張している状態では、血管が圧迫されるなどして局所の血流に影響します。すると、酸素や栄養素の供給、代謝産物の処理などにも影響し、筋肉の「重さ」や「だるさ」「張り」といった感覚につながることがあるのです。
ただし、「血流が悪いから筋肉がかたくなる」だけではありません。
実際には、
筋肉の緊張 → 血流への影響 → 筋肉の疲労感
という方向だけでなく、
運動不足・姿勢・精神的緊張など → 筋肉の緊張
というように、さまざまな要因が絡み合っています。
そのため、「血行不良だけを改善すればすべて解決するわけではない」ということは覚えておいてください。
もう一つ重要なのが「自律神経」
身体の不調を考えるとき、もう一つ無視できないのが自律神経です。
自律神経は、自分の意思とは関係なく、
心拍
血圧
体温調節
発汗
消化
血管の収縮・拡張
など、身体のさまざまな機能を調節しています。
私たちが意識しなくても、寝ている間に心臓が動き、体温が調節され、消化が進むのは自律神経などの働きがあるからです。

「自律神経が乱れる」とは?
よく「自律神経が乱れている」という表現を耳にします。
しかし、自律神経が単純に「正常」と「異常」の2つに分けられるわけではありません。
睡眠不足、強いストレス、過労、生活リズムの乱れ、急激な温度変化など、身体にさまざまな負担が続くと、自律神経による調節がうまくいかず、身体のさまざまな症状として現れることがあります。
例えば、
疲れやすい
眠りが浅い
頭痛
めまい
胃腸の不調
動悸
汗をかきやすい
身体が冷える・ほてる
などです。
ただし、これらの症状には自律神経以外にもさまざまな原因があります。
「この症状だから自律神経が原因」と決めつけることはできません。
実は「筋肉」と「自律神経」はつながっています
ここが今回、一番お伝えしたいポイントです。
筋肉と自律神経は、完全に別々の問題ではありません。
例えば、ストレスが続くと身体が緊張しやすくなり、首・肩などの筋肉にも力が入り、結果として肩こりや首の張りを感じたりします。
反対に、慢性的な痛みが続くことが身体のストレスとなり、睡眠の質が低下して疲労が蓄積することもあります。疲労が蓄積した身体はさらに緊張しやすくなるという悪循環に繋がることも。
つまり、
「筋肉」と「自律神経」は、お互いに影響し合っている
と考えると、身体の不調を理解しやすくなります。
「身体の不調」を一つの原因だけで考えない
肩こりがあるからといって、必ずしも「肩だけ」に問題があるとは限りません。
腰痛も同じです。
長時間の座り姿勢、運動不足、睡眠不足、仕事によるストレス、身体の使い方など、複数の要因が重なって症状が現れていることがあります。
そのため、
「痛い場所だけを見る」のではなく、「なぜそこに負担がかかっているのか?」
を考えることが大切です。
例えば、腰が痛いときには
「最近、座っている時間が長くないか?」
「運動量が減っていないか?」
「睡眠は十分に取れているか?」
「仕事や家庭でストレスを抱えていないか?」
「身体を動かす習慣はあるか?」
と、少し視野を広げてみる。
すると、自分では気づいていなかった身体の負担が見えてくることがあります。

身体を整えるには「筋肉」だけでも「自律神経」だけでもない
では、身体の調子を整えるためには何をすればよいのでしょうか?
特別なことを一つだけ行えばよいわけではありません。
基本になるのは、
①適度に身体を動かす
ウォーキングや筋トレ、日常生活の中で身体をこまめに動かすことは、筋肉を使う機会を増やすだけでなく、身体全体のコンディションを整えるうえでも重要です。
②同じ姿勢を長時間続けない
デスクワークなどで長時間座り続ける場合は、定期的に立ち上がったり、身体を動かしたりしましょう。
③睡眠を大切にする
睡眠は単なる「休憩時間」ではありません。
身体と脳が回復するための大切な時間です。
④ストレスを溜め込みすぎない
ストレスを完全になくすことは難しいですが、趣味や運動、入浴、家族との時間など、自分なりのリフレッシュ方法を持っておくことは大切です。
⑤食事を整える
身体を動かすためには、エネルギーやたんぱく質、ビタミン・ミネラルなどさまざまな栄養素が必要です。
「何か一つの食品を食べれば身体が整う」というより、バランスの良い食事を続けることが基本になります。
「血流を良くする」「自律神経を整える」だけではありません
「身体の不調を改善する」というと、
「血流を良くしましょう」
「自律神経を整えましょう」
という話になりがちです。
もちろん、それらを意識することは大切です。
しかし、本当に大切なのは、
なぜ筋肉が緊張しているのか?
なぜ身体が回復しにくくなっているのか?
を考えることです。
運動不足なのか。
長時間同じ姿勢なのか。
睡眠不足なのか。
ストレスが続いているのか。
あるいは、別の病気やケガが隠れているのか。
原因は人によって違います。
だからこそ、「身体の不調=○○が原因」と単純に決めつけるのではなく、身体全体を見ながら考えることが重要なのです。
まとめ
身体の不調には、さまざまな原因があります。
その中でも日常生活で起こりやすい「こり」「張り」「重だるさ」などを考えるとき、
筋肉・血流 そして 自律神経
という2つの視点は非常に重要です。
さらに、この2つは独立しているわけではなく、
ストレスを受けると身体が緊張し、筋肉のこわばりが生じる
痛みがストレスとなり、 睡眠の質が低下し疲労する
といったように、お互いに影響し合うことがあります。
だからこそ、身体の調子を整えるためには「痛いところだけ」に目を向けるのではなく、
運動・姿勢・睡眠・食事・ストレスなど、普段の生活全体を見直すこと
が大切です。
「最近、身体の調子がなんとなく悪い」
そんなときは、症状が出ている場所だけでなく、ここ最近の生活そのものを振り返ってみるのも一つの方法かもしれません。
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