物忘れが増えたのは年齢のせい?実は「記憶力」より○○が重要
- Oka Medical Osteopathic Clinic
- 8 時間前
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「最近、人の名前が出てこない……」
「買い物に来たのに、何を買うつもりだったのか忘れてしまった」
「さっきまで覚えていたことが、すぐに出てこない」
40~50代を過ぎると、こうした「物忘れ」が気になることはありませんか?
「これって年齢のせいなのかな?」と不安になる方もいるかもしれません。
もちろん、加齢によって記憶や認知機能に変化が起こることはあります。
しかし、物忘れが増えたからといって、必ずしも「記憶力そのものが大きく低下した」とは限りません。
実は、記憶にとって重要なのは「覚える力」だけではなく、「情報に注意を向ける力」なのです。
今回は、記憶の仕組みと、日常生活でできる「記憶力を守る習慣」についてご紹介します。

そもそも、記憶はどうやって作られる?
私たちが何かを覚えるためには、大きく分けて
①情報を受け取る②記憶として保存する③必要なときに思い出す
という過程があります。
例えば、友人から「来週の月曜日にランチに行こう」と言われたとします。
このとき、スマートフォンを見ながら話を聞いていたらどうでしょう?
「月曜日だったっけ?火曜日だったっけ?」
となるかもしれません。
これは、記憶力が悪くなったというより、最初の段階である**「情報をしっかり受け取る」ことができていなかった**可能性があります。
つまり、
「覚えられない」のではなく、「そもそも十分に記憶に入っていない」
というケースもあるのです。

「記憶力」よりも「注意力」が大切?
記憶には「注意」が深く関係しています。
仕事をしながらスマートフォンを確認する。
テレビを見ながら家族の話を聞く。
料理をしながら明日の予定を考える。
このように複数のことを同時に行っていると、ひとつひとつの情報に十分な注意を向けにくくなります。
特に現代では、スマートフォンの通知やSNS、メールなど、常に新しい情報が入ってきます。
「最近、物忘れが増えた」と感じたときには、記憶力だけではなく、普段から脳がどれくらい集中できている環境なのかを考えてみることも大切です。

記憶力を守るためにできる5つの習慣

① 睡眠を大切にする
記憶と睡眠には深い関係があります。
私たちは寝ている間にも、日中に得た情報を整理しています。
睡眠不足が続けば、集中力や注意力にも影響します。
「最近、頭がぼんやりする」と感じる場合には、まず睡眠時間や睡眠環境を見直してみましょう。
② 「読み返す」より「思い出す」
記憶力を鍛える方法としておすすめなのが、思い出す練習です。
例えば、本や記事を読んだあとにすぐ読み返すのではなく、
「今読んだ内容を3つ挙げるとしたら?」
と自分に問いかけてみましょう。
「覚えたかどうか」を確認するために、あえて思い出してみるのです。
これは勉強だけでなく、日常生活でもできます。
人から聞いた話をあとで家族に説明してみるのも、良い練習になります。
③ 運動する
「記憶力対策なのに運動?」と思うかもしれません。
しかし、身体を動かすことは脳の健康を考えるうえでも重要です。
ウォーキングなどの有酸素運動を習慣にすることは、健康的な生活習慣のひとつです。
さらに、筋力を維持することは、将来的な転倒予防や自立した生活を送るためにも重要です。
「脳のために脳トレ」だけではなく、
「身体を動かすことも脳の健康につながる」
と考えてみましょう。
④ 「ながら作業」を減らす
何かを覚えたいときには、できるだけ一つのことに集中してみましょう。
例えば、
「人の話を聞くときはスマートフォンを置く」
「予定を確認するときは他の作業を止める」
など、ちょっとした工夫でも構いません。
記憶力を鍛える前に、記憶しやすい環境を作ることが大切です。
⑤ バランスの良い食事を心がける
「これを食べれば記憶力がアップする」という食品はありません。
しかし、脳も身体の一部です。
魚、卵、大豆製品、野菜、果物、ナッツ類、穀類など、さまざまな食品を組み合わせ、偏りの少ない食事を続けることが基本になります。
特定の食品だけに頼るのではなく、毎日の食事全体を整えることを意識しましょう。

「物忘れ=老化」と決めつけない
年齢とともに、誰でもある程度の変化は起こります。
しかし、
「もう年だから仕方ない」
と最初から諦めてしまう必要はありません。
睡眠不足や疲労、ストレス、運動不足などによって、集中力や注意力が落ちていることもあります。
だからこそ、記憶力を維持するためには、
①睡眠を整える
②身体を動かす
③集中できる環境を作る
④思い出す習慣を作る
⑤食事を整える
というように、生活全体から考えてみることが大切です。
まとめ
「最近、物忘れが増えた」と感じると、つい「記憶力が低下したのかな?」と考えてしまいます。
しかし、記憶には「覚える力」だけでなく、情報に注意を向ける力や、覚えたことを思い出す力も関係しています。
まずは、
睡眠をしっかり取る
適度に身体を動かす
ながら作業を減らす
「思い出す」習慣を作る
バランスの良い食事を心がける
といった、日々の生活習慣を見直してみましょう。
そして、物忘れが急に増えた、日常生活に支障が出ている、以前とは明らかに様子が違う、といった場合には、単なる加齢によるものと自己判断せず、医療機関に相談することも大切です。
「記憶力を鍛える」だけではなく、「脳が記憶しやすい身体と生活環境を作る」。
これが、長く記憶力を維持するための第一歩かもしれません。
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