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子どもの筋トレは身長が伸びない説!?パパママの素朴な疑問を解説していきます!


背伸びする子どもの足元

こんにちは!三島市の岡メディカル整骨院です。


「子どものうちから筋力トレーニングをすると身長が伸びない」なんて話を聞いたことはありませんか?

私自身、幼少期、学生時代に様々なスポーツをしでいるなかで、大人からそのように指摘を受ける場面が多々ありました。そんな話を聞くと、スポーツを行う子どもやその親御さんもなにかと不安に思うかもしれません。そこで今回は、子どもの筋トレと身長をテーマに体のプロが解説していきます。



全ては根拠のない誤解だった

子どもに筋トレを指導する男性

いきなり結論を話してしまいます。

一般的な噂の中で、「筋トレをすると身長が伸びなくなる」というものがありますが、これは科学的な根拠のない誤解です。


実際には、筋トレは成長ホルモンの分泌を促進し、身長の伸びを助ける効果が期待できます。ただし、成長期には骨端軟骨という成長に関わる部分に過度な負荷がかからないように注意が必要です。

子どもの骨は大人の骨に比べて柔らかく、イメージするなら、大人の骨が硬い樹木なら子どもの骨は竹のような感じです。体が慣れない内に高い負荷のトレーニングをすると、筋肉より骨にダメージを与えかねません。初めのうちは、重量があるウエイトトレーニングよりは、腕立て伏せや懸垂のような自重トレーニング(自分の体重を使ったトレーニング)を優先に行うといいでしょう!慣れてきたら重量を少しずつ上げるようにすれば問題ありません。



「子どもの筋トレ=背が伸びない」誤解が生まれてしまった背景を考察

一般的な誤解認識では、筋肉は太くなる (筋力がつく) につれて骨を抑えつけるように力が加わるため、骨の成長を妨げるという説からきているのだろうと考えます。

私の知る限りでは、体操選手は具体例として挙げられることが多いように感じます。

どうやら筋肉がムキムキな「体操選手は背が低い」そのようなイメージが先行しているようです。ですが、実はこれには体操という競技の特性が関係しています。



体操選手に低身長が多い理由

吊り輪をする体操選手

体操は全身を使って動き、バランスを保ちながら機敏にコントロールする必要があります。腕や足を伸ばしたり曲げたりする際、身長が低い分だけ、体のコントロールが行いやすく、次の動作に素早く移れます。

体操選手の中にはもちろん高身長の選手もいますが、体操ではバランスや機敏さが重要で、身長が低い人が有利とされています。

なので、「体操をしたから背が伸びなかった」のではなく、「もともと小柄な人達だけが一流の体操選手として生き残った」という結果ではないかと考えます。




まとめ

筋トレと身長に関する誤解と真実

誤解筋トレをすると身長が伸びなくなる

実際適切な筋トレは、成長ホルモンの分泌を促し、身長の伸びを助ける可能性があります。


誤解:体操をすると背が伸びない

実際:競技の特性上、低身長が有利な為、背が低い人が多い


子どもの筋トレについては行っても身長には全く問題はありません。また、筋トレは子どもの競技レベル向上の為には必要不可欠です。ただし、ただやみくもに筋トレを行うだけでは筋肉はつきません。筋トレで筋肉をしっかりつけるためには、規則正しい生活習慣の元、栄養バランスがとれた食事や睡眠も大切なのです。そうすれば筋肉だけでなく体全体もすくすく成長していきますよ。

食卓を囲む家族


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