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秋の味覚さつまいもダイエット 焼き芋 干し芋を賢く食べて痩せるコツ

「ダイエット中だから、さつまいもは我慢」

そう決めつけるのは、少しもったいないかもしれません。


さつまいもは、戦時中や戦後の食糧不足の時代には、国会議事堂の敷地でも育てられていたほど、日本人の食を支えてきた身近な作物です。甘みがあり、満足感もあり、秋に向けて旬を迎える食材でもあります。


たしかに、食べ方を間違えるとカロリーを取りすぎます。特に焼き芋や干し芋はおいしく、つい食べすぎやすい食品です。


けれど、量、タイミング、組み合わせを整えれば、さつまいもはダイエット中の強い味方になります。食物繊維が多く、腹持ちがよく、比較的価格も安定しやすい。上手に使えば、無理な我慢を減らしながら食事管理を続けやすくなります。


斜め上から見た木皿にのった焼き芋と小さな湯のみ。
秋の焼き芋は、食べ方を決めておくとダイエット中でも楽しみやすくなります。

さつまいもがダイエット中に向いている理由


さつまいもは「イモ類だから太る」とひとくくりにされがちです。けれど、太るかどうかは食材そのものより、食べる量と食事全体のバランスで決まります。


さつまいもがダイエット向きと言われる理由は、主に次の3つです。


  • 食物繊維を含み、満腹感が続きやすい

  • 自然な甘みがあり、間食の満足度が高い

  • ごはんやパンの代わりとして使いやすい


白いごはんや菓子パンと比べると、さつまいもは噛む回数が増えやすく、ゆっくり食べやすい食材です。よく噛むと満腹感に気づきやすくなり、食べすぎ防止にもつながります。


また、さつまいもには水分も含まれています。温かい焼き芋なら、少量でも「食べた」という満足感を得やすいのが魅力です。


気をつけたいのは、さつまいもを「野菜だからいくら食べても大丈夫」と考えないことです。さつまいもは炭水化物を多く含む食品です。ダイエット中は、主食の一部として扱うのが基本です。


たとえば、昼食に焼き芋を食べるなら、ごはんやパンをいつも通りに食べるのではなく、その分を減らします。焼き芋を追加するのではなく、置き換える。この考え方が大切です。


さつまいもは「太る食材」ではなく、「主食として量を決めて食べたい食材」です。

秋の味方さつまいもダイエットを成功させるなら、まずこの前提を押さえておきましょう。


真上から見た小さめの焼き芋と豆腐、ゆで卵、青菜の昼食。
さつまいもは単品より、たんぱく質や野菜と合わせると食事として整います。

焼き芋は主食として食べると失敗しにくい


焼き芋は、さつまいもダイエットで最も取り入れやすい食べ方です。コンビニやスーパーでも買いやすく、調理の手間も少なく済みます。


ただし、焼き芋は加熱によって甘みが強くなり、デザート感覚で食べやすくなります。ここで「食後の追加スイーツ」にしてしまうと、摂取量が増えやすくなります。


おすすめは、焼き芋を主食枠に入れることです。




食べる量は手のひらサイズを目安にする

ダイエット中の焼き芋は、1回につき手のひらにのるくらいを目安にすると管理しやすくなります。重さで細かく測らなくても、毎回だいたい同じ量にそろえるだけで食べすぎを防ぎやすくなります。


大きな焼き芋を買った場合は、最初に半分や3分の1に切っておきましょう。温かいうちに丸ごと食べ始めると、止まりにくくなります。


保存するなら、切り分けてラップに包み、冷蔵または冷凍しておくと便利です。冷やした焼き芋はしっとりして甘みも感じやすく、少量でも満足しやすい人が多いです。



単品で済ませずたんぱく質を足す

焼き芋だけの食事は手軽ですが、栄養バランスは偏りやすくなります。腹持ちをよくしたいなら、たんぱく質を一緒に取りましょう。


合わせやすい食品は、次のようなものです。

  • ゆで卵

  • 無糖ヨーグルト

  • 豆腐

  • 納豆

  • 鶏むね肉やサラダチキン

  • 焼き魚

  • 具だくさん味噌汁

焼き芋に、卵と味噌汁を足すだけでも立派な軽食になります。昼食なら、焼き芋、焼き魚、野菜のおひたし、味噌汁のように組み合わせると、満足感が続きやすくなります。



夕食後の焼き芋は量を小さくする

夜に甘いものが欲しくなる人にとって、焼き芋はお菓子の代わりになります。ただ、夕食をしっかり食べた後に焼き芋を大きく食べると、やはり取りすぎになりがちです。


おすすめの食べ方は冷凍!スーパーなどで焼き芋を購入したら、100g程度に小分けして冷凍しておきます。

凍ったまま、あるいは半解凍で食べるとよりアイスのようなデザート感覚が味わえます。さつまいもは加熱した後に冷やすとデンプンが変化し、血糖値の上昇を抑えてくれるといった嬉しい効果も!熱いお茶や白湯と一緒に、ゆっくり食べるのがおすすめです。


「ケーキや菓子パンを食べるよりは良い」と考えるのではなく、夜の間食として量を決めることが大切です。



干し芋は便利だが小分けが必須になる


干し芋は、持ち運びやすく、噛みごたえがあり、ダイエット中のおやつに向いています。砂糖を加えていない商品も多く、自然な甘みで満足しやすいのが魅力です。


一方で、干し芋は水分が抜けているため、同じ見た目の量でもエネルギーが高くなりやすい食品です。焼き芋よりも軽く食べられるので、気づくと何枚も食べてしまうことがあります。


干し芋をダイエットに活用するなら、袋から直接食べないこと。これだけでも失敗をかなり減らせます。


食べる前に皿へ出す

干し芋は、食べる分だけ皿に出してから袋をしまいます。これが一番簡単で、効果的です。


特に柔らかいタイプの干し芋は食べやすく、次々と手が伸びます。最初に量を決めておくと、「あと1枚だけ」を繰り返しにくくなります。


職場や外出先に持っていく場合は、小さな保存袋に1回分だけ入れておくと便利です。小分けにする手間は少しかかりますが、毎回の判断を減らせます。


おやつにするなら飲み物を合わせる

干し芋はよく噛んで食べると満足感が出やすい食品です。温かいお茶や無糖のコーヒー、白湯などと一緒に食べると、ゆっくり味わえます。


甘いカフェラテや加糖飲料と合わせると、糖質やカロリーが増えやすくなります。干し芋そのものに甘みがあるので、飲み物は無糖が合います。


干し芋

さつまいもを太りにくく食べる基本ルール


さつまいもをダイエットに使うときは、難しい計算よりも続けやすいルールを持つほうが実践しやすくなります。


まず押さえたいのは、次の3つです。


食べ方

太りにくくするコツ

焼き芋

ごはんやパンの代わりにする

干し芋

小分けにして間食として食べる

冷やし焼き芋

少量をゆっくり食べて満足感を得る

スイートポテト

砂糖やバターが増えるので頻度を控える


さつまいもそのものはシンプルな食品ですが、加工すると別物になります。スイートポテト、大学芋、芋けんぴは、砂糖や油を多く使うことがあります。ダイエット中は「さつまいもだから安心」と考えず、嗜好品として楽しむのがよいでしょう。



食事に入れるなら炭水化物を重ねない

さつまいもを食べる日に、白ごはん、パン、麺も普段通りに食べると、炭水化物が重なります。


悪いわけではありませんが、体重を落としたい時期には調整が必要です。


たとえば、こんな形なら取り入れやすくなります。


  • 朝食 焼き芋、無糖ヨーグルト、ゆで卵


  • 昼食 焼き芋、鶏むね肉、野菜スープ


  • 間食 干し芋を少量、無糖のお茶


  • 夕食 ごはんはいつもより少なめにして、主菜と野菜をしっかり食べる


ポイントは、さつまいもを足すのではなく、置き換えることです。


皮ごと食べると満足感が出やすい


さつまいもの皮には食物繊維などが含まれます。食べられる状態なら、よく洗って皮ごと食べるのもおすすめです。


皮の食感が苦手な場合は無理をする必要はありません。けれど、皮ごと食べると噛みごたえが出て、満足しやすくなります。


甘い品種ほどデザート化に注意する

最近は、ねっとり甘い品種の焼き芋も人気です。とてもおいしい反面、スイーツ感覚になりやすいので注意が必要です。


甘みの強い焼き芋を食べるなら、食後ではなく間食や主食の代わりにしましょう。シナモンを少し振る、無糖ヨーグルトと合わせるなど、砂糖を足さずに楽しむ工夫もできます。


横から見た半分に切った冷やし焼き芋と無糖ヨーグルトの小鉢。
冷やし焼き芋は、少量でもゆっくり味わいやすい食べ方です。

続けるためには我慢より仕組みを作る


ダイエットを続けるコツは、気合いで我慢することではありません。食べる場面を決め、量を見えるようにし、組み合わせを整えることです。


特に効果的なのは、次のような仕組みです。


  • 焼き芋は買ったらすぐに切り分ける

  • 干し芋は1回分ずつ小分けにする

  • 食べる時間を朝食、昼食、15時前後の間食などに決める

  • たんぱく質を一緒に取る

  • 砂糖や油を使った芋菓子は頻度を決める


体重管理では、完璧な食材を探すより、続けられる食べ方を作るほうが大切です。さつまいもは甘みがある分、満足感を得やすく、食事制限のストレスをやわらげてくれます。


一方で、食べすぎればカロリーは増えます。焼き芋も干し芋も「健康そうだから無制限」ではありません。


まずは、いつものお菓子を干し芋少量に替える。昼食のごはんを小さめの焼き芋に替える。そのくらいの小さな変化から始めると、無理なく続きます。


なお、この記事は一般的な食生活の情報です。糖尿病、腎臓病、消化器の病気などで食事制限がある場合や、妊娠中、服薬中の場合は、医師や管理栄養士に相談してください。


さつまいもは、秋の楽しみであり、昔から日本の食を支えてきた力強い食材です。太るかどうかを怖がるより、食べ方を整える。焼き芋は主食として、干し芋は小分けの間食として。これだけでも、さつまいもはダイエット中の頼もしい味方になります。


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