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赤ちゃんが寝ぐずりするのはなぜ?眠いのに眠れない「赤ちゃんの睡眠」の不思議

16 時間前
読了時間: 6分


「眠そうなのに、なかなか寝てくれない……」

「寝かしつけようとすると、なぜか泣き出してしまう」

子育てをしていると、こんな経験をする方は少なくありません。

いわゆる「寝ぐずり」です。


赤ちゃんが泣いていると、「どこか具合が悪いのかな?」「寝かしつけ方が悪いのかな?」と心配になってしまいますよね。

でも、赤ちゃんの寝ぐずりには、ちゃんと理由があります。

今回は、赤ちゃんが「眠いのに眠れない」理由を、睡眠の発達という視点から考えてみましょう。

赤ちゃんの足元

「寝ぐずり」って何?

寝ぐずりとは、眠そうな赤ちゃんが、眠る前に泣いたり、機嫌が悪くなったり、抱っこしてもなかなか落ち着かなかったりする状態を指して、一般的に使われている言葉です。

実は「寝ぐずり」という医学的な病名があるわけではありません。


赤ちゃんによって、

  • 泣く

  • 声を出す

  • 身体を反らす

  • 手足をバタバタさせる

  • 抱っこを嫌がる

  • 目をこする

  • なかなか寝つかない

など、さまざまな形で現れます。


では、なぜ赤ちゃんは眠いのに寝られないのでしょうか?

泣く赤ちゃんと様子をうかがう母親


理由①「眠すぎる」と、かえって寝つきにくくなる

意外に感じるかもしれませんが、赤ちゃんは眠気が強くなりすぎると、かえって寝つきにくくなることがあります。

「もう少し遊ばせてから寝かせよう」

と思っているうちに、眠気のタイミングを逃してしまうこともあります。

すると、

眠い → 疲れてくる → 興奮してしまう → さらに寝つきにくくなる

という状態になることがあります。

大人でも、疲れすぎているとなぜか目が冴えてしまうことがありますよね。

赤ちゃんにも似たようなことが起こる場合があります。




理由②「起きている状態」から「眠る状態」への切り替えが苦手

赤ちゃんの脳はまだ発達途中です。

大人は眠くなれば、布団に入って目を閉じ、比較的自然に眠りへ移行できます。

しかし赤ちゃんは、睡眠と覚醒を自分でうまく切り替える能力がまだ十分に発達していません。

そのため、

「眠いけれど、どうやって眠ればいいのかわからない」

というような状態になることがあります。

泣くことによって、眠気や不快感を表現しているとも考えられます。

つまり、

寝ぐずり=わがまま

ではありません。

赤ちゃんにとっては、眠りに入るための「切り替え」がまだ難しいのです。

ぐずる幼児


理由③まだ「昼と夜」のリズムが完成していない

生まれたばかりの赤ちゃんは、大人のような昼夜の睡眠リズムを持っているわけではありません。

成長とともに体内時計が整い、少しずつ昼間に活動し、夜にまとまって眠るリズムが作られていきます。

そのため、

「夜になったから眠る」

という大人にとって当たり前の感覚が、赤ちゃんにはまだ十分に備わっていないのです。

月齢によっても睡眠時間や睡眠パターンは大きく変化します。

泣く赤ちゃん



理由④お腹・温度・オムツなどの「眠る以外の問題」

もちろん、寝ぐずりの原因が眠気だけとは限りません。

例えば、

  • お腹が空いている

  • オムツが濡れている

  • 暑い・寒い

  • 服や寝具が気になる

  • ゲップが出ていない

  • 体調が悪い

  • いつもと違う環境にいる

など、さまざまな不快感が考えられます。

「眠いはずなのに寝ない」と感じたときは、眠気だけに注目せず、赤ちゃんが快適に過ごせているか確認してみましょう。

理由⑤刺激が多くて、興奮が残っている

赤ちゃんにとっては、

  • 外出

  • 人との交流

  • 大きな音

  • 明るい照明

  • たくさんのおもちゃ

  • 長時間の遊び

なども刺激になります。

たくさん刺激を受けた日は、身体は疲れているのに、なかなか落ち着けないことがあります。

そのため、寝る前には少しずつ刺激を減らしていくことも大切です。

照明を少し落としたり、テレビなどの音を小さくしたり、毎晩同じような流れで寝る準備をしたりすることは、赤ちゃんにとって「そろそろ眠る時間だ」と理解する手助けになります。



「眠いサイン」を見つけてみよう

寝ぐずりが激しくなる前に、赤ちゃんが出している「眠いサイン」に気づくこともポイントです。

例えば、

  • あくびをする

  • 目をこする

  • まばたきが増える

  • 視線をそらす

  • 動きがゆっくりになる

  • いつもより機嫌が悪くなる

  • 抱っこを求める

などがあります。

もちろん、すべての赤ちゃんが同じサインを出すわけではありません。

「この子は眠くなると、こういう行動をするんだ」

というパターンを見つけてあげることが大切です。

肌掛けに包まって眠る子ども




寝ぐずりを「なくす」より「眠りやすい環境」を作る

寝ぐずりがあると、

「どうしたら泣かずに寝てくれるんだろう?」

と考えてしまいます。

しかし、赤ちゃんの寝ぐずりを完全になくすことを目標にする必要はありません。

赤ちゃんの睡眠は、成長とともに変化していきます。

大切なのは、

「眠くなったらスムーズに眠れる環境」を少しずつ作ってあげること。


そのためには、

①眠そうなサインを早めに見つける

眠気が強くなりすぎる前に、寝る準備を始めてみましょう。


②寝る前の流れをある程度決める

「お風呂→着替え→授乳→暗くする」など、毎日似た流れにすると、眠るための準備がしやすくなります。


③寝室の環境を整える

暑すぎたり寒すぎたりしないようにし、赤ちゃんが安心して眠れる環境を作ります。



④寝る前の刺激を減らす

寝る直前まで激しく遊ぶのではなく、徐々に落ち着いた時間へ切り替えていきます。





寝ぐずり=親のせい、ではありません

赤ちゃんがなかなか寝てくれないと、

「私の寝かしつけ方が悪いのかな?」

「もっと上手に寝かせてあげないと……」

と、自分を責めてしまう方もいるかもしれません。

手を握る親子

でも、赤ちゃんの睡眠には個人差があります。

同じ月齢でも、よく眠る子もいれば、寝つくまでに時間がかかる子もいます。

そして、昨日までよく眠っていたのに、突然寝ぐずりが増えることもあります。

これは、成長や生活リズムの変化などによって睡眠パターンが変化している可能性もあります。

「寝ぐずり=寝かしつけに失敗している」

と考えなくても大丈夫です。

赤ちゃんは今まさに、眠るという行為そのものを練習している途中なのです。





こんなときは「寝ぐずり」と決めつけないことも大切

ただし、いつもと明らかに様子が違う場合には注意が必要です。

激しく泣き続ける、発熱している、呼吸が苦しそう、哺乳が悪い、ぐったりしているなど、体調不良を疑う症状がある場合は、単なる寝ぐずりだと判断せず、医療機関や小児救急相談などに相談しましょう。






まとめ

赤ちゃんの寝ぐずりには、

「眠いのに、うまく眠りへ切り替えられない」

という、赤ちゃん特有の理由があります。

まだ睡眠リズムも、脳の働きも発達途中。

だからこそ、

「なんで寝てくれないの?」

ではなく、

「今、この子は眠る練習をしているんだな」

と考えてみると、少し見方が変わるかもしれません。

赤ちゃんの睡眠は、成長とともに少しずつ変化していきます。

焦らず、その子なりの眠りのサインを見つけながら、眠りやすい環境を作ってあげましょう。

そして、毎日の子育てで疲れているお父さん・お母さん自身も、できるだけ休息をとることを忘れないでください。

添い寝


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