朝起きられない子どもは怠け?― 起立性調節障害を正しく知る ―
- 岡メディカル 整骨院
- 4 日前
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「朝になると起きられない」
「学校に行こうとすると体調が悪くなる」
お子様からこのような訴えが続くと、親としては「怠けているのでは?」「甘えているだけでは?」と感じてしまうのも無理はありません。
しかし実は、その背景に起立性調節障害と呼ばれる身体の不調が隠れていることがありま

す。
起立性調節障害とは?
起立性調節障害とは、立ち上がったときに自律神経の調整がうまく働かず、脳への血流が一時的に不足する状態です。
特に多い症状は、
朝起きられない
立ちくらみ・めまい
動悸
頭痛・腹痛
午前中に体調が悪く、午後から少し楽になる
といったものです。
思春期(10〜16歳前後)の子どもに多く見られえう自律神経機能失調の身体疾患です。

最近増えた病気なの?
「最近よく聞く病名」という印象がありますが、起立性調節障害そのものは昔から存在していました。
以前は
起立性低血圧
自律神経失調症
体質的な問題
など、別の呼ばれ方をしていたものが、診断基準の整理によって「起立性調節障害」として知られるようになったのです。
なぜ「怠け」に見えてしまうのか
この不調が厄介なのは、
見た目には分かりにくい
気合や根性では改善しない
日中は元気そうに見えることがある
といった特徴があるからです。
本人も「行きたいのに行けない」「理由が自分でも分からない」という状態であることが少なくありません。
起立性調節障害を見分けるポイントとは?
「本当に身体が辛いのか」「甘え・怠けなのか」
お子さんが症状を訴えたとき、親御さんは判断が難しく頭を悩ませると思います。
だからこそ「サイン」をいくつか重ねて判断するのが現実的です。
①「時間帯」に偏りがあるか
朝が極端につらい
昼〜夕方になると少し動ける
休日でも朝はつらい
②「やりたいこと」でも動けないか
好きなこと(ゲーム・外出・友達)でも朝は無理
行きたい気持ちはあるのに体が動かない
③ 症状が「具体的」か
身体の問題がある子は、訴えがわりとリアルです。
立つとクラクラする
心臓がドキドキする
気持ち悪い
頭が重い
※ただしこれらは絶対基準ではありません(疲労の回復タイミングの違いもあります)。
医療につなぐタイミング
親だけで判断・対処しすぎないことも大切です。
朝起きられない状態が2週間以上続く
立ちくらみ・動悸・頭痛が頻繁
休ませても改善しない
この場合は、小児科・思春期外来・心療内科などに相談をしてみましょう。
起立性調節障害は治るの?
成長とともに自律神経のバランスが整うため、多くの場合は数年以内に治る可能性の高いです。中等症でも1〜3年で70〜80%が改善し、高校卒業頃には多くが回復しますが、早期発見と水分・塩分摂取、生活リズム改善などの治療が重要です。

大切な視点
起立性調節障害は、
❌ 怠け
❌ 甘え
❌ 育て方の問題
ではありません。
成長過程で起こりやすい、自律神経の調整トラブルです。
まずは「そういう身体の状態があるかもしれない」と知ることが、親子双方にとって大きな第一歩になります。
第1回のまとめ
朝起きられない=怠けとは限らない
起立性調節障害は昔からあった
思春期に起こりやすい身体の不調
責める前に「仕組み」を知ることが大切
明日は「起立性調節障害」についてもう少し深掘りしていきます。
ぜひまたご覧ください。
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