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女性に多い「指の関節症」ってどんな状態?

こんにちは!三島市の岡メディカル整骨院です。



「最近、指の第一関節が痛む」「朝こわばる」「指先が変形してきた気がする」

40〜60代の女性の患者さんから、こうした相談を受けることが多くなっています。

実はこれ、女性に多い“指の関節症”の典型的なサインです。

高齢者の手をマッサージする医師

なぜ女性に多い?指の関節症の原因

指の変形性関節症の代表例は へバーデン結節(第一関節) と ブシャール結節(第二関節) です。どちらも関節の軟骨がすり減って炎症が起きる疾患で、更年期前後の女性に多くみられます。

手の変形性関節症

● 女性に多い理由

  • ホルモンバランスの変化(エストロゲン低下)軟骨や腱の健康維持に関わるため、更年期以降は痛み・変形が起こりやすくなる。

  • 家事・手作業などの“細かい動き”の積み重ね洗い物、裁縫、スマホなどの負担が長年蓄積。

  • 関節の老化(加齢変化)

  • 遺伝的要因

最初に女性に多くみられると書きましたが、指の関節症は「家事の多い女性」に限らず、料理人・美容師・ネイリスト・手芸の職人さんなど、細かい作業を長時間続ける方に共通して見られる症状です。

つまむ・ひねる・細かく動かすといった動作は、関節への負荷が小さいようでいて “回数” が非常に多く、結果的に軟骨の摩耗や炎症につながりやすくなるのです。




よくある症状

  • 指先の第一関節が ズキッと痛む

  • 朝の こわばり

  • 関節が 赤く腫れる

  • 指が 変形して曲がる/節が太くなる

  • 握力の低下(フタが開けにくい、つまみにくい)

痛みが落ち着いても、変形だけ残るケースもあるため、早めの対処が大切です。




整骨院でできる対処

● 炎症期:まずは「安静 × 冷却」

痛みが強い時期は、

  • 指の関節を休ませる

  • アイシング

  • テーピングで保護といった「炎症を抑える」目的のケアがメインになります。


● 慢性期:動きを良くして負担軽減

炎症が治まってきたら次の段階へ進みます。

  • 手指の関節モビライゼーション

  • 前腕(腕の筋肉)の緊張を取る施術

  • 握力低下へのアプローチ

  • 指の負担を減らすセルフケア指導

指の関節症は“現場(指)だけ”の問題ではなく、腕や肩の使い方のクセが原因になっている場合も多いので、全体のバランス調整が大切です。



自宅でできるセルフケア

① 温める(慢性期)

お湯に手をつけたり、温タオルで温めると血流が改善して動きが良くなります。


② つまむ・丸めるの筋トレ

  • タオルを軽く絞る

  • 柔らかいボールを握る

  • 指先で粘土や紙を丸める

痛みのない範囲で“毎日少しだけ”がポイント。


③ 指のストレッチ

  • 指全体をそっと反らす

  • 手のひら〜指を1本ずつ伸ばす

強く引っ張る必要はありません。痛みよりも 心地よさ を優先しましょう。




悪化させないための生活のコツ

  • 家事のときは 指先でつまみすぎないクセを意識

  • スマホを長時間握りしめない

  • 開きにくいフタは専用オープナーを活用

  • 荷物は“指先”でなく 腕全体で持つ

日常の“ちょっとしたクセ”の積み重ねが、指への負担を増やします。



「この症状、もしかして?」と思ったら

女性の手元

指の関節症は、進行すると変形が残る可能性があるため、早期のケアが最も大切です。

一度変形してしまうと元の状態へは戻せません。

  • 指の痛みや腫れ

  • 朝のこわばり

  • 第一関節・第二関節の変形

これらが気になったら、悪化する前にご相談ください。

当院では、負担を減らし、痛みを和らげるための施術や生活指導が可能です。



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岡メディカル整骨院

📞 055⁻900-1341

🏠静岡県三島市東本町2丁目3-47(駐車場あり)





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