「健康寿命」を考える①
- 岡メディカル 整骨院
- 1月14日
- 読了時間: 4分
こんにちは!三島市の岡メディカル整骨院です。
以前にもブログでお話ししましたが、
昨今の物価高や、高齢化の日本の中で考えるべきは寿命を伸ばすことではなく、
健康に過ごせる期間「健康寿命」を伸ばすことが大切であると私は考えます。
今日は「健康寿命」について定義的な部分から深掘りしてみましょう。

ではそもそも健康寿命とは何か?
健康寿命とは、「介護を必要とせず、自立して健康に生活できる期間」のことです。
これを実現するために必要な条件は、私なりに考えると3つあります。
① 自分の意志を実現できる程度に四肢を動かせる
これはまさにADL(日常生活動作)の中核です。
歩く、立つ、座る
食事を自分でとる
排泄、着替え、入浴
これらを「他者の介助なしに」できることは、健康寿命の定義にほぼ直結しています。
日本の統計上も「要介護認定を受けていない」=この条件を満たしている状態です。
② 人としての生活が成り立つ程度に意識がはっきりしている
これも極めて重要です。
意思決定ができる
状況判断ができる
日常会話が成り立つ
認知症が進行すると、身体が動いても「自立した生活」とは見なされなくなるため、健康寿命はここで終了と扱われます。
✔ 実際、日本の健康寿命は「認知症による要介護」も大きな短縮要因です。
③ 生命維持を他者に依存しすぎていないこと
たとえば、
常時医療機器に依存(人工呼吸器など)
重度の嚥下障害で経管栄養が必要
発作や失神の頻発で単独生活が危険
この場合、
四肢がある程度動き
意識も比較的清明
であっても、「自立した生活」とは統計上・制度上は扱われません。
つまり、健康寿命を「成立させる条件」として整理すると、
意思を実行できる身体機能(ADL)
継続的な意思決定が可能な認知・意識状態
日常生活を恒常的医療介助なしで維持できること
この3つがそろえば、日本の定義上も、社会制度上も、「健康寿命の範囲内」と言ってほぼ問題がないでしょう。
なぜ①だけでは③を保証できないのか?
先ほど挙げた3つの条件、「①が成り立ちさえすれば、③は含まれるのでは?」と考える方もいるでしょう。ただ実際には、四肢が動き、意識も明瞭でも、内臓・生理機能の破綻によって“他者による恒常的な医療的ケア”が必要になるケースがあります。
その部分を詳しく見ていきましょう。
人間の自立は「運動系」+「自律系」の両立で成り立つ
①が主にカバーしているのは、
筋肉・骨格・末梢神経= 運動系(随意系)
一方で③が問題にしているのは、
呼吸
循環
代謝
排泄
嚥下などの 自律神経・内臓機能 です。
これらは意志では代替できません。
【具体例】
四肢は動くが「健康寿命外」になりうる例
重度心不全
少し動くだけで息切れ
発作リスクが高く単独生活が困難
慢性呼吸不全(在宅酸素)
歩ける・話せるが酸素なしでは生活不可
重度腎不全(透析)
身体は動くが週数回の医療介入が必須
嚥下障害
四肢は問題ないが誤嚥性肺炎のリスクが高く
経管栄養が必要
これらは「動ける=自立」とは制度上も医学上も扱われません。

なぜこれが健康寿命の定義に影響するのか
あくまで健康寿命の定義は、「介護を必要とせずに日常生活を送れる期間」です。
ここでいう「介護」には、身体介護、見守り、医療的ケアが含まれます。
つまり、意志があり、歩けて、判断できても常時・定期的な医療介助が不可欠な時点で「自立した生活」から外れるという整理です。
今日は「健康寿命」について定義的な部分で深く考えてみました。
次回はこの考えを踏まえ、「今から自身の健康寿命を伸ばそうとした場合、何に手を付けるのが最も合理的か?」を考えていきたいと思います。
ぜひまたお読みくださいね!
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