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足の指にも握力がある?現代人に増えている足指の筋力低下と転倒リスク

13 分前
読了時間: 5分

突然ですが、皆さんは自分の「足の指の力」を意識したことがありますか?

手には握力があるように、実は足の指にも物をつかむように力を入れる能力があります。

これを 「足趾把持力(そくしはじりょく)」 といいます。

最近、テレビでも現代人の足指の筋力低下が話題になりました。

足の指は小さな部位ですが、歩く・立つ・踏ん張るといった日常動作を支える重要な役割を担っています。

今回は、意外と知られていない足指の筋力と、低下することで起こり得る身体への影響について解説します。

足の親指をつかむ女性 足裏

そもそも足の指にも「握力」がある?

足趾把持力とは、足の指で地面やタオルなどを握るように力を入れる能力のことです。

足の指には、手の指と同じように曲げたり、伸ばしたりするための筋肉があります。

さらに、足裏には足のアーチを支えたり、足指の動きを補助したりする小さな筋肉がたくさん存在しています。

これらの筋肉が協力することで、私たちは安定して立ったり、歩いたりすることができるのです。

普段は意識することが少ない足の指ですが、実は身体を支える土台として重要な働きをしています。



なぜ現代人は足指の筋力が低下しているの?

足指の筋力低下には、加齢だけでなく、生活環境の変化も関係していると考えられています。

① 裸足で過ごす機会が減った

昔と比べて、現代人は靴や靴下を履いて過ごす時間が長くなっています。

裸足で歩いたり、足の指を自由に動かしたりする機会が減っている人も多いのではないでしょうか。

もちろん、靴を履くこと自体が悪いわけではありません。

ただし、足の指を十分に動かせない環境が長く続けば、足指を使う機会が少なくなる可能性があります。


② 靴の形状による影響

つま先部分が狭い靴や、足に合っていない靴を長時間履いていると、足の指を自由に動かしにくくなります。

足の指が窮屈な状態で過ごす時間が長くなることも、足指の機能を考えるうえで注意したいポイントです。


③ 運動不足・歩行機会の減少

車での移動やデスクワークの増加など、現代人は昔と比べて身体を動かす機会が減っている人もいます。

筋肉は使わなければ徐々に衰えていきます。

足の指も例外ではありません。

歩く機会が減れば、足指や足裏の筋肉を使う機会も少なくなってしまいます。



足指の筋力が低下すると何が起こる?

足指の筋力が低下すると、特に影響が考えられるのが「身体のバランス」です。


① バランス能力の低下

私たちは立っているとき、常にわずかな身体の揺れを調整しています。

その際、足裏や足指の筋肉も働いています。

足指で踏ん張る力が弱くなると、身体の揺れを調整する能力に影響する可能性があります。


② 歩行能力の低下

歩くとき、足はかかとから地面に接地し、体重が足裏へ移動した後、足指で地面を押し出すようにして前へ進みます。

このとき足指の筋肉も重要な役割を担っています。

足指の機能が低下すると、地面を蹴り出す動作や歩行の安定性に影響することがあります。


③ 転倒リスクの増加

特に高齢者にとって注意したいのが転倒です。

足指で踏ん張る力や身体のバランスを調整する能力が低下すると、つまずいたときに姿勢を立て直しにくくなる可能性があります。

実際に、足趾把持力が高い高齢者ほど転倒が少ないという研究報告もあります。

足の指の筋力は、将来の転倒予防を考えるうえでも注目したいポイントです。



あなたの足指は大丈夫?簡単セルフチェック

足指の機能を確認するために、次の動作を試してみましょう。

① 足の指をグーにできる?

足の指をギュッと曲げて、握るような形を作ってみましょう。


② 足の指をパーにできる?

今度は足の指をできるだけ大きく開いてみましょう。


③ タオルを足の指でつかめる?

床にタオルを置き、足の指でつかんで手前に引き寄せてみましょう。

左右で動かしやすさに違いがないかも確認してみてください。

ただし、これらはあくまで簡単な動作チェックです。足趾把持力を正確に測定するものではありません。

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足の指を鍛えるおすすめトレーニング3選

足指の筋肉は、日常生活の中でも簡単な運動で刺激することができます。


① タオルギャザー

足指を鍛える代表的なトレーニングです。

  1. 床にタオルを広げる。

  2. 椅子に座り、足の指でタオルをつかむ。

  3. 足指を曲げながら、タオルを手前に引き寄せる。

足の指を曲げる筋肉を使う運動です。


② 足指グーパー運動

  1. 足の指をできるだけ大きく開く。

  2. 次に、足の指をギュッと握る。

  3. ゆっくり10〜20回程度繰り返す。

足指を動かす習慣をつけるのにおすすめです。


③ 裸足での片足立ち

  1. 安全な場所で裸足になります。

  2. 片足を少し浮かせます。

  3. 身体が傾かないように10〜20秒程度キープします。

足裏や足指の筋肉を使いながら、バランス能力を鍛えることができます。

※転倒の危険がある方は、壁や机につかまって行いましょう。痛みが出る場合は無理をしないでください。


足の指を鍛えるのにおすすめの運動



足の健康は身体全体の健康につながる

私たちは普段、腰や肩、膝などの痛みには敏感ですが、足の指の機能についてはあまり意識していないかもしれません。

しかし、足は身体を支える土台です。

例えば、足指の動きが悪くなったり、足裏の筋肉が弱くなったりすると、立ち方や歩き方にも影響する可能性があります。

もちろん、腰痛や膝痛の原因が足指の筋力低下だけで決まるわけではありません。

大切なのは、痛みが出ている場所だけでなく、身体全体の動きやバランスを確認することです。

当院でも、身体の不調を考える際には、痛みのある部分だけでなく、姿勢や歩き方、関節の動きなども大切にしています。

足の指は小さな部分ですが、毎日の生活を支える大切な存在です。

ぜひこの機会に、ご自身の足指がしっかり動いているか確認してみてください。

いつまでも自分の足で元気に歩き続けるために、足の指の健康にも目を向けてみましょう!

自分の足をつかむ女性

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