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脂肪が筋肉に変わる?筋肉が出来る時に、脂肪を栄養分にするとうのは本当?


よく「脂肪が筋肉に変わった」「筋肉が脂肪に変わった」なんたお話を聞きます。

実はこれウソです。


たしかに、脂肪を栄養分にして筋肉が太くなるような感覚はあると思います。


というのは、筋力をアップするためには栄養的に余力がないといけない。わかりやすく言うと、飢餓状態の時に筋肉を大きくする余裕は体にはない。それなら脳や心臓や肺を動かすことを優先します。そんな状態でトレーニングをしても筋肉は太くなりません。


私自身これにかなり苦戦しました。短期間で減量をしながら筋肉をつけようと頑張っていたのですが、減量はかなりスムーズに行きました。しかし、筋肉量が中々増えない!元々の摂取カロリーが、筋肉を増やすには足りていなかったのですね!


体脂肪を落としながら筋肉を太くしたい、体重制限があるからカロリーを制限しながら筋肉だけつけたい、というのは難しい話。


筋肉を太くするには、少し余剰なカロリーを摂った方がいいのです。ただし、余ったカロリーは脂肪になってしまいますので、筋肉をつけようとしたら、最初はどうしても脂肪が一緒についてしまう。その後もトレーニングを続けていくと、脂肪が筋肉に変わっていく感じがするかもしれません。


肥満ぎみの人や産後太りでお悩みのママは少し事情が違います。脂肪が多い分、もともとエネルギーが余剰にある状態なので、筋力トレーニングをしながら摂取カロリーを少し抑えていくと、体は今ある脂肪で筋肉を合成するエネルギーをつくろうとします。そのため筋肉が大きくなりながら、体脂肪が反比例するように減っていくということが起こるのです。筋肉そのものは形成しませんが、筋肉をつくるためのエネルギーとして使われるという意味では、脂肪の存在は筋肉と無関係ではないと言えます。


しかし、肥満ではない人の場合、「脂肪をつけないと筋肉がつかない」と考えるのは誤解です。カロリーバランスを考えて、脂肪をあまり増やさないようにしながら筋肉を増やしていくという戦略で、長期的に考えてトレーニングするのがいいと思います。

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