産後うつとは? 〜「気の持ちよう」ではない心と身体の不調〜
- 岡メディカル 整骨院
- 12月18日
- 読了時間: 3分
こんにちは!三島市の岡メディカル整骨院です。
今日は産後のママについてのお話をしようと思います。
出産は大きな喜びである一方、ママにとっては心身共に非常に大きな負担でもあります。その中で近年、正しい理解が広まりつつあるのが 産後うつ です。
「母親なのに気分が落ち込むのはおかしいのでは?」
「頑張りが足りないだけでは?」
そう思ってしまい、誰にも相談できずに一人で抱え込む方も少なくありません。
しかし産後うつは 性格や努力の問題ではなく、誰にでも起こり得る状態であるということを皆さんに知っていてもらいたいです。

産後うつはどれくらいの人が経験する?
産後うつは、出産後数週間〜数か月以内 に起こることが多く、おおよそ 10〜15%前後の女性 が経験するといわれています。
決して珍しいものではなく、「産後の身体変化+環境の激変」が重なった結果として起こります。
産後うつの主な症状

以下のような状態が 2週間以上続く 場合は注意が必要です。
理由もなく気分が落ち込む・涙が出る
何をしても楽しく感じられない
強い不安感・イライラが続く
眠れない、または寝ても疲れが取れない
食欲が極端に落ちる、または過食
自分を責めてしまう
赤ちゃんが可愛いと思えないことへの罪悪感
※一時的な「マタニティブルー」と異なり、症状が長引く のが特徴です。
なぜ産後うつは起こるのか?
① ホルモンバランスの急激な変化
出産後、妊娠中に高かった女性ホルモンは 一気に低下 します。これは心の安定にも大きく影響します。
② 慢性的な睡眠不足
夜間授乳や赤ちゃんの泣き声により、細切れ睡眠が続くこと は、脳と自律神経に強い負担をかけます。
③ 環境・役割の急変
「母親としてちゃんとしなければ」という責任感外出・人との交流が減る孤立感これらも心の余裕を奪う要因です。
産後うつは「我慢」しないでいい

産後うつは、早めに気づき、周囲のサポートを受けることで回復しやすい状態 です。
家族に気持ちを言葉で伝える
医療機関(産婦人科・心療内科)に相談する
市区町村の産後ケア・相談窓口を利用する
「助けを求めること」は、決して弱さではありません。
三島市:産後ケア事業
身体からのケアも大切です
心と身体はつながっています。
骨盤や姿勢の乱れ
出産による筋力低下
呼吸が浅くなる生活リズム
これらが続くと、自律神経のバランスが崩れ、気分の落ち込みや不安感が強くなることもあります。
無理のない範囲で身体を整えるケアや休息を取り入れること も、回復の一助になります。

最後に:一人で抱え込まないでください
産後うつは、「頑張りすぎている証拠」でもあります。
✔ ちゃんと向き合おうとしている
✔ 赤ちゃんを大切に思っている
✔ 良い母親であろうとしている
その気持ちがあるからこそ、苦しくなるのです。
つらさを感じたときは、誰かに話す・頼る・休む という選択を、どうか自分に許してあげてください。
心と身体、どちらも大切にしながら少しずつ「回復する時間」を重ねていきましょう。
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