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火事場の馬鹿力ってあるの?



「火事場の馬鹿力」は本当にあるの?


みなさんは「火事場の馬鹿力」ってご存知ですか?アニメの世界では、よくあるヤツですよね。


辞書で調べると《火事のときに、自分にあるとは思えない大きな力を出して重い物を持ち出したりすることから》切迫した状況に置かれると、普段では想像もできないような力を無意識に出すことのたとえ。と書いてありました。


結論から言うと現実的にも「火事場の馬鹿力」はありえることなのだそうです。


「火事場の馬鹿力」は本当にあるの?

私たち人間の身体には、たくさんの筋肉や骨が存在しますが、その力を自動的にセーブする機能がある。セーブしないで力を出し切ってしまうと、筋肉や腱骨の断裂(肉ばなれ)や骨が壊れてしまうので、あらかじめ制御するためで、脳がリミッターとして本来の力の2~3割しか出せないよう意識的に制御しています。

余談ですが幽遊白書のマンガでは、戸愚呂弟が力を出し切った後、そのひずみで体が崩壊し、絶命しました。


つまり普段は、自分の意識の中で「これ以上は無理」と感じるところまでしかパワーが発揮できないようになっているのです。


ところが、緊急事態の場面に遭遇すると、脳のリミッターが解除され、アドレナリンがドバッと放出されます。「これ以上は無理」と感じる限界を超えて、本来備えられている潜在的なパワーが発揮されるようになるんです。ちなみに、アドレナリンは興奮した時に血液中に放出され、身体のエネルギー代謝や運動能力を高める作用があります。



火事場の馬鹿力を自分の意思で出すコツ

潜在の100%出すとさすがに危険で現実的ではありませんが、それに近いくらいまで人間の潜在能力を引き出せる可能性はあります。脳内の安全装置をある方法で意識的に解除することです。普段以上のパフォーマンスは可能なのです。そのためには、大きな声を出して自分に活を入れることが方法のひとつ。アドレナリンは、エクササイズで心拍数を上げて興奮状態になると分泌されます。大きな声も心拍数を上げて興奮状態にするもの。家にいる時なら、枕に顔を埋めて大声を出して一日を元気よくスタートさせることもできそうですね。また潜在能力はイメージトレーニングもメリットがあり、ダイエットしておしゃれする自分をイメージすると努力しやすくなることも。「必ずできる」という意思が、頑張りたい時の火事場の馬鹿力になるのかもしれません。



まとめ

火事場の馬鹿力のメカニズムは切羽詰まった状況だけではなく、普段の生活で少し苦手に感じる場面などでも発揮できるかもしれません。そのためには、アドレナリンを放出して100%のパワーが発揮できるよう意識してみてください。潜在能力は、意識的に発揮させないよう抑え込んでいる人もいるはずなので「もっと自分はできる」と思ったら、脳内に安全装置があることを少し思い出してみませんか。


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