感染させやすさは“症状の重さ”ではなく“ウイルス量”で決まる~軽症でも油断できない感染症の特徴~
- 岡メディカル 整骨院
- 2 日前
- 読了時間: 3分
こんにちは!三島市の岡メディカル整骨院です。
前回のブログでは「免疫力は生活習慣の積み重ねで決まる」というお話をしました。
では、もし感染症にかかってしまった場合、周りの人への“感染させやすさ”は何で決まるのでしょうか?
よく「症状が軽いから大丈夫」「熱が出ていないから人にはうつさない」と思われがちですが、これは大きな誤解です。感染症、とくにインフルエンザや風邪の多くは――
症状の重さと感染力は比例しません。
感染させやすさを決めるのは“ウイルス量”です。
今回はこの仕組みをわかりやすく解説します。

症状が軽くても、ウイルスはたくさん出ていることがある
感染力(他人にうつしやすさ)を決めるのは、体の中で増殖しているウイルスの量=ウイルス量です。
一方、症状の重さは “免疫反応がどれくらい強く起きているか” によって決まります。
つまり、
症状が軽い=ウイルスが少ない
症状が重い=ウイルスが多い
というわけではありません。
✔ 免疫力が強い人ほど、軽い症状でもウイルスをしっかり出してしまうことがある
✔ 反対に、症状が重くても、ウイルス量が少なくなってきている時期もある
このズレが「軽症でも感染を広げてしまう」理由です。
特に注意すべきタイミングは “発症前〜発症直後”
多くの感染症では、症状が出る前後が最も感染力が高い期間です。
なんとなく喉がイガイガする
少しだるい
微熱がある
花粉症か風邪かわからない
こんな軽い段階でも、実はウイルス量がピークに近く、周囲にうつしやすい状態であることが少なくありません。
➤「軽いから出勤した」「大丈夫だと思って出かけた」
こうした行動が、感染症の拡大につながりやすいのです。
軽症の人の方が“感染させやすさ”は高い?!
一見すると重症の人のほうが危険に見えますが、実際には 軽症の方が感染拡大のリスクは高くなりがち です。
理由はシンプル。
重症 → 動けないので家で休む
軽症 → 普段通りの生活をしてしまう
症状の重さではなく、行動できてしまうかどうかが感染拡大に強く影響します。
感染したかも?と思ったら意識すべきポイント

症状の強弱に関わらず、以下を意識することで周りへの感染を防ぎやすくなります。
✔ 無理に外出しない
症状が軽くても、発症初期は特に感染力が高いです。
✔ マスク・手洗い・換気
飛沫・接触感染を防ぐ基本。軽症でも必須です。
✔ 早めの受診
特に40〜60代は感染症が長引きやすく、関節痛・だるさを残しやすい傾向があります。
✔ しっかり休む
体を休めることでウイルス量が早く減り、結果的に周りへの感染も抑えられます。
まとめ:感染の広がりは症状では判断できない
感染力はウイルス量で決まる
症状の重さとは一致しない
軽症でも人にうつす可能性は十分ある
発症前〜直後が最も感染しやすい
だからこそ、「軽い風邪のように見える時ほど注意が必要」なのです。
感染症が広がりやすい季節は、自分の体調・周囲への配慮・早めの休息を意識して、感染を広げない行動を心がけましょう。
ご予約・お問い合わせはこちら
岡メディカル整骨院
📞 055⁻900-1341
📱 LINEからの予約もOK!
🏠静岡県三島市東本町2丁目3-47(駐車場あり)


