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感染させやすさは“症状の重さ”ではなく“ウイルス量”で決まる~軽症でも油断できない感染症の特徴~

こんにちは!三島市の岡メディカル整骨院です。


前回のブログでは「免疫力は生活習慣の積み重ねで決まる」というお話をしました。

では、もし感染症にかかってしまった場合、周りの人への“感染させやすさ”は何で決まるのでしょうか?

よく「症状が軽いから大丈夫」「熱が出ていないから人にはうつさない」と思われがちですが、これは大きな誤解です。感染症、とくにインフルエンザや風邪の多くは――

症状の重さと感染力は比例しません。

感染させやすさを決めるのは“ウイルス量”です。

今回はこの仕組みをわかりやすく解説します。


ウイルスをイメージしたイラストを持った医師



症状が軽くても、ウイルスはたくさん出ていることがある

感染力(他人にうつしやすさ)を決めるのは、体の中で増殖しているウイルスの量=ウイルス量です。

一方、症状の重さは “免疫反応がどれくらい強く起きているか” によって決まります。

つまり、

  • 症状が軽い=ウイルスが少ない

  • 症状が重い=ウイルスが多い

というわけではありません。

✔ 免疫力が強い人ほど、軽い症状でもウイルスをしっかり出してしまうことがある

✔ 反対に、症状が重くても、ウイルス量が少なくなってきている時期もある

このズレが「軽症でも感染を広げてしまう」理由です。



特に注意すべきタイミングは “発症前〜発症直後”

多くの感染症では、症状が出る前後が最も感染力が高い期間です。

  • なんとなく喉がイガイガする

  • 少しだるい

  • 微熱がある

  • 花粉症か風邪かわからない

こんな軽い段階でも、実はウイルス量がピークに近く、周囲にうつしやすい状態であることが少なくありません。

➤「軽いから出勤した」「大丈夫だと思って出かけた」

こうした行動が、感染症の拡大につながりやすいのです。



軽症の人の方が“感染させやすさ”は高い?!

一見すると重症の人のほうが危険に見えますが、実際には 軽症の方が感染拡大のリスクは高くなりがち です。

理由はシンプル。

  • 重症 → 動けないので家で休む

  • 軽症 → 普段通りの生活をしてしまう

症状の重さではなく、行動できてしまうかどうかが感染拡大に強く影響します。




感染したかも?と思ったら意識すべきポイント

手を消毒するようす

症状の強弱に関わらず、以下を意識することで周りへの感染を防ぎやすくなります。

✔ 無理に外出しない

症状が軽くても、発症初期は特に感染力が高いです。


✔ マスク・手洗い・換気

飛沫・接触感染を防ぐ基本。軽症でも必須です。


✔ 早めの受診

特に40〜60代は感染症が長引きやすく、関節痛・だるさを残しやすい傾向があります。


✔ しっかり休む

体を休めることでウイルス量が早く減り、結果的に周りへの感染も抑えられます。




まとめ:感染の広がりは症状では判断できない

  • 感染力はウイルス量で決まる

  • 症状の重さとは一致しない

  • 軽症でも人にうつす可能性は十分ある

  • 発症前〜直後が最も感染しやすい

だからこそ、「軽い風邪のように見える時ほど注意が必要」なのです。

感染症が広がりやすい季節は、自分の体調・周囲への配慮・早めの休息を意識して、感染を広げない行動を心がけましょう。


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