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冬に急増!「ぎっくり」は腰だけじゃない!

こんにちは!三島市の岡メディカル整骨院です。


寒くなってくると、「ぎっくり腰」で来院される方が一気に増えます。しかし実は、同じ背骨(脊椎)でつながった背中・首でもぎっくり症状が起こることはあまり知られていません。

急な動きで激痛が走る“ぎっくり系”の痛みは、部位は違っても原因の本質はとてもよく似ています。この記事では、整骨院ならではの視点でぎっくり腰・ぎっくり背中・ぎっくり首の違いや共通点、予防法を分かりやすく解説します。


背中に痛みを感じる男性


◆ぎっくり症状はどこでも起こる?

背骨(脊椎)は「首~腰まで一本の構造」

背骨は、

  • 頸椎(首)

  • 胸椎(背中)

  • 腰椎(腰)

が連なって一本の“柱”をつくっています。どこか一部が硬くなると、その負担は上下の別の部位に波及しやすいため、「ぎっくり腰のような痛み」がどこにでも起こり得るのです。

人体模型


◆それぞれの特徴と原因

① ぎっくり腰

もっとも有名な急性腰痛。

【特徴】

  • 物を持ち上げた瞬間にグキッ

  • 前後の動きができない

  • 腰回りの筋肉が強くこわばる

【主な原因】

  • 寒さによる筋緊張

  • 腰椎の動きが固い

  • お尻・太もも裏の硬さ


② ぎっくり背中(急性背部痛)

実は非常に多いのに、病名として広まりにくい症状。

【特徴】

  • 背中を伸ばした瞬間、呼吸をした時に鋭い痛み

  • 「背中がつった」ような感覚

  • 体のひねり動作ができない

【主な原因】

  • 寒さや疲労で背中の筋肉が硬くなる

  • 肋骨まわりの関節(肋椎関節)が動きにくい

  • 猫背姿勢や長時間の同じ姿勢


③ ぎっくり首(急性頸部痛)

こちらも急増中。朝起きたら首が動かない…という人は多いです。

【特徴】

  • 首が左右に全く動かない

  • 向きを変えると激痛

  • 寝違えと思っていたら実は筋損傷

【主な原因】

  • 寝違えの延長で筋肉・筋膜が損傷

  • 冷え・ストレスで首肩がガチガチ

  • スマホ姿勢で頸椎が硬い



◆“ぎっくり”共通のメカニズム

ぎっくりの部位は違っても、共通の原因は次の3つです。

① 筋肉の急激な収縮

冷えや疲労で固まった筋肉に、瞬間的な力が加わると“ブチッ”と筋膜に負担が走ります。


② 関節(椎間関節)のロック

動きの少ない日が続くと、背骨の関節が固まって可動域が低下。そこに急な動きが加わると強い痛みが生じます。


③ 自律神経の乱れによる緊張

寒暖差やストレスにより筋肉の張りが抜けなくなり、いわゆる「張りやすい体」になります。この状態だと痛めやすく、治りにくいのが特徴です。



◆冬にぎっくりが増える理由

  • 冷えて血流が悪くなる

  • 体をすくめる姿勢が続き、背中〜首がガチガチ

  • 運動量の低下で関節が固まる

  • 忙しさやストレスで自律神経が乱れる

つまり、冬はぎっくりを起こす条件が揃いやすい季節なのです。



◆整骨院としておすすめの予防法

● 朝起きたら「背骨の軽ストレッチ」

いきなり大きく動かさず、

  • ゆっくり左右に体をひねる

  • 軽く前後に倒す

  • 肩を回して胸を開く

だけでも十分効果があります。


● 湯船で体を温める

筋肉の緊張が1日のうちで最もリセットされる時間。忙しい日ほど入浴は必須。


● 体を冷やさない

  • 腰を覆うインナー

  • ネックウォーマー

  • 湯たんぽ

は“ぎっくり予防の三種の神器”です。


● 長時間同じ姿勢を避ける

1時間に1回は立って肩回し。特にデスクワークの方は要注意。




◆まとめ

  • 寒い季節はぎっくり腰だけでなく、背中・首でも急性痛が増える

  • 背骨は一本の柱なので不調が波及しやすい

  • 冷え・姿勢・ストレスが大きな原因

  • 予防は「温める」「動かす」「姿勢リセット」が基本

ぎっくり症状は、痛めた直後の対処が早いほど改善もスムーズです。「おかしいな?」と感じたら無理せず、早めに整骨院にご相談ください。



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🏠静岡県三島市東本町2丁目3-47(駐車場あり)





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