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なぜ私たちは依存してしまうのか? ― 身近に潜む“依存のメカニズム”

こんにちは!三島市の岡メディカル整骨院です。


「依存」という言葉を聞くと、タバコやお酒を思い浮かべる人が多いでしょう。しかし、実は私たちの身の回りには、もっとたくさんの“依存を引き起こすもの”が存在します。スマホ、SNS、ゲーム、甘いお菓子、そして人間関係までも。なぜ、私たちはそれらにハマり、やめられなくなってしまうのでしょうか?その答えは――私たちののしくみに隠されています。

タバコを手に持つ様子



依存のメカニズム:脳の「報酬系」

私たちの脳には「報酬系(ほうしゅうけい)」と呼ばれる神経の仕組みがあります。これは、「気持ちいい」「楽しい」「うれしい」と感じる瞬間に活性化し、ドーパミンという快楽物質を分泌します。

たとえば:

  • SNSで「いいね!」がもらえた

  • ゲームで勝った

  • 甘いスイーツを食べた

こうした瞬間、脳が「これは快感だ!またやりたい!」と記憶してしまうのです。その結果、同じ行動を繰り返し求めるようになる――これが依存のはじまりです。



精神的な要因:心の“すき間”を埋める行動

依存にはもう一つ、心理的な側面もあります。ストレスや不安、孤独、退屈などの「負の感情」を和らげるために、人は何かに頼りたくなるものです。

たとえば:

  • ストレスが溜まるとつい甘いものを食べる

  • 寂しさをSNSの通知で埋める

  • 不安からお酒を飲みすぎてしまう

依存は、「快感を得るため」だけでなく、「苦しみから逃れるため」にも生じるのです。



私たちの身近にある依存の例

実は、現代社会には依存を誘発する要素があふれています。

行動・習慣系

  • スマホ依存:通知やSNSが脳の報酬系を刺激

  • ゲーム依存:達成感や報酬が繰り返し快感を与える

  • ネット・SNS依存:「いいね」やコメントで承認欲求を満たす

  • 買い物依存:購入による一時的な高揚感を求める


食べ物・飲み物系

  • カフェイン依存:コーヒーやエナジードリンクが刺激を与える

  • 糖分依存:砂糖による快楽とストレス緩和


心理・人間関係系

  • 恋愛依存:特定の人への執着

  • 仕事依存(ワーカホリック):成果や評価に快感を感じる



依存をコントロールするために

依存そのものが悪いわけではありません。問題は「自分でコントロールできなくなること」です。

できることとしては:

  • デジタルデトックス(スマホを離れる時間をつくる)

  • ストレスをためない生活習慣

  • 快感以外の「心の満足」を見つける(趣味・運動・人との対話)

こうした小さな工夫が、依存のサイクルを和らげる第一歩になります。

ソファでくつろぐ女性


おわりに

依存は「意志の弱さ」ではなく、脳と心が自然に反応している状態。私たちはみな、少なからず依存の仕組みの中で生きています。大切なのは、「仕組みを知り、うまく付き合うこと」。それが、健やかに自分らしく生きるための鍵なのです。



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