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【解説】パーキンソン病とは?―からだの動きと関係する病気

こんにちは!三島市の岡メディカル整骨院です。


先日、歌手の美川憲一さんがパーキンソン病を患っていることを公表されました。テレビやニュースで耳にした方も多いと思いますが、「パーキンソン病ってどんな病気なの?」と感じた方も多いのではないでしょうか。

今回は、整骨院の視点も交えながら、パーキンソン病についてわかりやすく解説します。

パーキンソン病で手が震える高齢男性


パーキンソン病とは?

パーキンソン病は、脳の神経の一部が徐々に働かなくなる病気です。特に、ドーパミン」という物質を作る神経細胞が減っていくことで、体をスムーズに動かすための信号がうまく伝わらなくなります。

その結果、動きがぎこちなくなる・手が震える・姿勢が保ちにくくなるといった症状が現れるのが特徴です。



主な4つの症状

  1. 手足のふるえ(振戦) 安静にしているときに手や指が震えることがあります。 緊張していなくても震えるのが特徴です。

  2. 筋肉のこわばり(筋固縮) 筋肉が常に張っているような感覚で、関節が動かしづらくなります。 表情が硬く見える方もいます。

  3. 動作が遅くなる(無動・寡動) 歩くスピードが遅くなったり、服を着る動作などが時間がかかるようになります。

  4. バランスがとりにくくなる(姿勢反射障害) 前かがみになりやすく、転びやすくなるなど、姿勢を保つ力が弱まります。



原因と仕組み

原因はまだ完全には解明されていませんが、加齢や遺伝、酸化ストレスなどが関係していると考えられています。

脳の中の「黒質(こくしつ)」という部分の神経細胞が減少し、ドーパミンが不足することで体のコントロールが難しくなっていくのです。




治療とケアの方法

現在の医学では完治させる治療法はありませんが、薬やリハビリを行うことで症状をうまくコントロールできます。

  • 薬物療法(ドーパミンを補う薬の服用)

  • リハビリテーション(歩行訓練・ストレッチなど)

  • 外科的治療(脳深部刺激療法など)

これらを組み合わせて、生活の質(QOL)を保つことを目指します。

まだ解明されていない点も多いパーキンソン病ですが、社会の高齢化に伴い患者数は世界的に増加傾向にあることからも、治療薬の開発が急がれます。



整骨院でできるサポート

パーキンソン病の方は、筋肉のこわばりや姿勢の崩れが進みやすい傾向にあります。

整骨院では、以下のようなサポートが有効です。

  • 関節の動きを保つための可動域訓練

  • 筋肉の緊張を和らげるストレッチや軽いマッサージ

  • バランス訓練・体幹トレーニングで転倒予防

  • 日常生活の姿勢指導・動作の工夫アドバイス

無理のない範囲で体を動かし続けることが、「動きやすい体を保つ」うえでとても大切です。



まとめ

ポイント

内容

原因

ドーパミンを作る神経細胞の減少

主な症状

ふるえ・筋肉のこわばり・動作の遅れ・姿勢の崩れ

治療

薬・運動・リハビリで症状をコントロール

整骨院での役割

筋肉や関節の動きを保ち、転倒予防をサポート

パーキンソン病は、早期に発見して治療・運動を始めることで、長く元気に生活を続けることができます。

「最近、動きが遅くなった」「体がこわばる」など、少しでも気になる症状がある方は、早めに専門の医療機関(脳神経科、神経内科など)での受診をおすすめします。




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岡メディカル整骨院

📞 055⁻900-1341

🏠静岡県三島市東本町2丁目3-47(駐車場あり)





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