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「子どもの肥満」3歳までに決まる!?子どもの肥満を防ぐには…原因と対策


肥満は3歳までの生活習慣が影響する

医学的には、3歳で将来的な肥満のリスクが決まってしまうと言われています。

なぜなら、3歳で脂肪細胞の数が決まるから。つまり、太りづらい体質、太りやすい体質は幼少期で決まってしまうということです。そんなことを言ってしまった手前、うち子も少し心配なのですが...笑


特に女の子をもつ親御さんは、将来的なことを考えて、少し注意してみると良いかもしれません。


今回は「脂肪細胞」、「子どもの肥満」について解説していきます。



肥満の原因!そもそも脂肪細胞とは?


脂肪細胞とは、脂肪の合成や分解、蓄積をおこなう細胞の事を言います。

この脂肪細胞の脂肪蓄積量が増大すると肥満になります。


3歳までの間は脂肪の細胞の数がどんどん分裂して増え、その段階で増えたものは、それ以降減少することはありません


たとえば、年齢を重ねて30代、40代から肥満体系になった方がいても脂肪細胞が増えたのではなく、脂肪細胞が肥大化したことが原因なのです。逆に痩せたときの場合は、脂肪細胞が縮小しただけで数は減ることはありません。


つまり、脂肪細胞の数が多い人は太りやすい体質だと言えます。そして、脂肪細胞の数は減ることがないので、どう足掻いても無駄だということです。


また脂肪があることにより自然と食欲が増すので、さらに肥満の原因になります。


なので、3歳までに親が体質管理をきちんと行えば将来は太りにくい体になる傾向にあります。


では、この脂肪細胞の数を減らすには、どのような体質管理を行えばいいのでしょうか?解説にしていきます。



肥満細胞が増えてしまう(肥満になりやすい)「3つ」の原因と対策


乳児期に脂肪細胞数を増やしすぎると、その後に「太りやすく痩せにくい」体質が作られてしまいます。子どもの肥満の原因として怖いのは、次の3つです。周囲の大人が注意して、肥満を防ぐ生活をつけてあげることが必要です。


《3つの原因》

① 夜更かし

②偏った食事

③慢性的な運動不足



① 夜更かし

肥満予防には「質のよい睡眠が必要」といわれます。睡眠中に分泌される成長ホルモンは脂肪を分解する働きがあります。不規則な生活をして、睡眠不足では、成長ホルモンの分泌が抑えられるため、脂肪が溜まりやすくなります。

お休みの日でも「早寝早起き」を心がけて、正しい生活リズムを整える習慣を身につけるようにしましょう。



② 偏った食事

知らず知らずに、糖質の多い食生活になっていないでしょうか。子どもが普通の食事ができるようになると、パンや麺類など食べやすいものが中心になることがあります。パンや麺類にはたくさんの糖質が含まれていることを忘れてはいけません。

また、お菓子や飲み物にも気をつけましょう。お菓子やジュース(清涼飲料水)を与えてばかりいると、過剰な糖質摂取によって肥満体質が作られやすくなります。


食事は野菜を中心にした献立を、乳児期から習慣化するとよいでしょう。乳児期に甘いのものを与えてしまうと、それが好みになり、一生、肥満体質に苦しむことになります。



③ 慢性的な運動不足

文部科学省の報告によると、1970〜2000年にかけての30年間に、男女ともに肥満傾向児の割合は、約2〜3倍に増加しています。その原因の1つに「慢性的な運動不足」が挙げられています。

子どもの運動不足の原因は、運動する環境が減少したこと、スマホやゲームなどの普及によって子どもの遊び方が変わったこと、が指摘されていますが、それでももっとも大きな原因は、2〜3歳の時期に運動する習慣が備わっていないことです。

外遊びは、子どもの体と心を大きく成長させる大事な行為です。

(1)普段からよく歩かせる

(2)公園などに連れていき、走ったり飛んだりするように促す習慣を心がけると良いです。



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