
「首や腰の骨をボキボキ鳴らさない方が良いのですか?」このようなご質問をよく頂きます。
結論から言うと、骨はボキボキ鳴らさない方が良いです。
私の今までの経験上、どこかの整体で骨をボキッと鳴らされたり、自分で鳴らした為に、つらい痛みでお越しになった方がたくさんいらっしゃいます。
自分で鳴らすなら自業自得ですが、体の痛みが辛くて整体に行ったのに、首や腰を「治療」と題してバキバキ鳴らし、症状が悪化しているんですから、これほど無駄ことはありません。

実は、この「骨を鳴らす行為」には、死亡してしまった実例もあります。
海外のお話ですが、カイロプラクターが患者に頚椎の矯正を施した所、受けた患者が後日、突然亡くなってしまいました。原因は、カイロで受けた矯正でした。矯正によって椎骨動脈という細い血管が切れてしまったことによるものでした。今現在、国内で突然死の方は、年間12万~13万人といわれています。この中には、整体によるボキボキが原因で、「突然死」になってしまった方もいるかもしれません。
その他にも乳幼児の健康と称して、ボキボキ整体を行い死亡させた事例もあります。本当に危険なのです。
このような事例も踏まえて、現在は日本の厚生労働省では、強く首や捻るボキボキ矯正(スラスト法)を禁止するように勧告しています。

ボキボキの正体!骨が鳴る仕組みとは?
音の正体はキャビテーションと呼ばれる現象。
外からの瞬間的で急な外力によって、関節の中にある関節液と呼ばれる液体に気泡が生じ、その気泡が気化した時にはじける音だと言われています。原理としては、お湯の沸騰と同じです。
なので、ボキボキと音がしたからと言っても、ズレていた骨が元の位置に戻ったりするようなものではありません。
しかも、この気泡が気化してはじける際に生じた衝撃が1トンもあり、それが関節内に伝わっているそうです。その衝撃によって、骨が変形したり肥大化するんだそうです。指を鳴らすと関節内が破壊され、修復の際に骨棘が形成されるため関節は太くなります。確かに、「指をポキポキと鳴らすと指が太くなる」なんて聞いたことがありますよね。それと同じことが、首や腰にも起きている可能性があります。
はっきりとは分かりませんが、私が思うに、ボキボキ鳴らすことにより、背骨が変形してしまい、「椎間板ヘルニア」や「脊柱管狭窄症」など疾患のリスクも多くあるのではないかと考えています。
良くなったと錯覚?ボキボキと鳴らした際のスッキリ感
「つい癖で指を鳴らしてしまう」「ボキボキとした後は、スッキリするし動きも軽くなるのでやっています」
このような方も多いのではないでしょうか。
スッキリ感は、周囲の筋肉のストレッチ効果によるためです。また、脳内から麻痺させるホルモンが出ているからかも知れません。
快感のためにバキバキ鳴らしてしていると、関節の破壊(老化)が進んでいきます。
骨を矯正するためにボキボキ鳴らしている。
とお考えの方も多いでしょうが、矯正どころか破壊行為をしていることに繋がっていると考えると、本当に怖いですよね。

当院の矯正はボキボキしません。
三島市の岡メディカル整骨院では、ボキボキとする矯正は行いません。受け手が、できる限り負担が少なく、ピンポイントで正確な矯正ができるような方法で矯正を行っています。また大変デリケートな頚部(首)の部分は先進の医療機器を使った施術を行っています。
お体の不調でしたら当院までお気軽にご相談ください。