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筋肉の成長と睡眠は関連するのか?


成長ホルモンの分泌は、寝ている間に起こります。睡眠しはじめてから約1時間後、深い眠り(ノンレム睡眠)に入った時に出てくると言われています。それによってタンパク質の合成が高まり、トレーニングによって壊された筋肉が補修され、成長します。その作業時間は数時間続くとされています。ですから、睡眠中に筋肉が成長するというのは事実です。


ただし、成長ホルモンが出てくるのは寝はじめの時間帯なので、長時間寝ているのが重要かどうかはわかりません。体の中枢神経を休めるためには睡眠をしっかり取った方がいいのでしょうけれど、筋肉のことだけを考えるのであれば、「8時間ぐらい眠った方がいい」とは言い切れません。


筋肉の成長を早めるなら、長時間の睡眠をするというより、むしろ昼寝を含めて一日2回寝るようにした方がいいのではないかとも言われています。極端な話、2時間ぐらい眠ったら、バッと起きて、またトレーニングをする。それが終わったら、また2時間ぐらい眠る、という方が効果的かもしれません。

ただ、トレーニングした後というのは、交感神経が上がっているので、なかなか眠れませんよね。だから、トレーニング後はまず栄養の補給をして、30分~1時間ぐらい経って消化・吸収が済んだところで寝るのがいいのではないでしょうか。

お相撲さんが稽古をして食事を摂った後に昼寝をするというのは、体を大きくするという点では理にかなっていると言えますね。

徹夜をするのは、なるべく避けた方が賢明です。成長ホルモンの分泌を減退させるだけでなく、中枢神経の疲れが取れずに翌日、翌々日のトレーニングや日常生活にも影響するでしょうから。

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